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路面電車[市電・都電]
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路面電車情報

路面電車の歴史(世界)



19世紀後半から20世紀初頭における主要な交通網として大きな役割を果たしてきた路面電車は、その後一度衰退するも、新しい公共交通として今、再び注目を集めています。ここでは、誕生から近年に再評価されるまでの、世界の路面電車の歴史を時系列に沿ってご紹介します。

路面電車の誕生

路面電車の誕生

起源は1840年代にまで遡ります。本来イギリスで馬車鉄道として誕生し、アメリカやヨーロッパ各地に拡大していった路面鉄道は、イギリスで起こった産業革命とそれに伴う近代化という時代の急激な変化を背景に、馬車が主流であった動力を蒸気機関など別のものへ移行していきます。

そうした中、電気の動力で走るいわゆる「路面電車」が広く普及したのは1879年に開かれたベルリン工業博覧会がきっかけでした。ドイツの電気会社シーメンスはこの博覧会で電気動力による路面鉄道をデモ走行させました。これを皮切りに2年後の1881年にはベルリン郊外で試験運行を、1883年には早くも定期運行をそれぞれ世界で初めて開始し、これにより電気を動力に走る路面鉄道、いわゆる「路面電車」が誕生しました。

1900年代初期における急速な広がり

ベルリンで運行を開始した路面電車は、やがてヨーロッパの他の都市をはじめ、アメリカや日本へも急速に拡大していきます。

イギリスの事例
ドイツと同じ1883年には早くも電気による路面鉄道の営業が開始されています。
フランスの事例
同じく1883年にロワール県に初めて路面電車が導入されました。
アメリカの事例
1888年にエジソンの助手だったスプレイグがバージニア州リッチモンドにおいていわゆる「スプレイグ式」と呼ばれる方式の路面電車の開発に成功し、1895年には営業をスタートさせています。
日本の事例
アメリカと同じ1895年にはすでに京都市で最初の路面電車が運行し、それをきっかけに、大正から昭和の初期にかけて様々な都市で路面電車が整備されていきました。

自動車の普及における衰退の時代へ

しかし、ちょうど1900年代の初頭から第二次世界大戦の頃というのは、自動車産業が急速に発展していった時代でもあったため、その影響から多くの都市や地域で次々と廃止を余儀なくされていきます。ロンドンやパリでは第二次大戦前にそのほとんどが廃止され、自動車大国アメリカでも1970年代の時点で全盛期のおよそ4割にまでに減少していきました。

こうして旧ソ連をはじめ東欧諸国や旧西ドイツなど一部の国を除き、路面電車は衰退の一途を辿ることになるのです。

近年における路面電車の復権

ところが1970年代に入ると、フランスで当時の石油危機や交通渋滞の問題に対し、路面電車を復活させることで対処しようとする取り組みがスタートします。1985年、ナント市が新規開業をしたのを皮切りに、多くの国で路面電車再評価への機運が高まります。そうしたなかで技術の進歩やシステムの改良、車両の高性能化を進めた結果、「LRT」や「トラム」など様々な次世代型路面電車が登場し、温暖化ガスの排出削減につながることから、新しい時代の公共交通として、現在は再び多くの都市で採用され始めているのです。