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路面電車情報

東京急行電鉄「世田谷線」



いまだに「玉電」と呼ばれることもある世田谷線は、街中に溶け込んだ路面電車のひとつと言えます。基幹交通としてではなく、地域の人が使う「補完交通」としての役割が強く、軽量型の鉄道であるLRT(ライトレール)の導入も検討されています。

東京急行電鉄・世田谷線の歴史

東京急行電鉄・世田谷線の歴史

東京急行電鉄世田谷線は、1903(明治36)年3月に創立された玉川電気鉄道が道玄坂~三軒茶屋間を走ったことに始まります。早速4月には三軒茶屋~玉川(現・二子玉川)間、8月には渋谷~道玄坂上間を次々に開通させており、その後の1925(大正14)年には、三軒茶屋~世田谷間、次いで世田谷~下高井戸間が開通しました。

さらに1938(昭和13)年には、東京横浜電鉄が玉川電気鉄道を吸収合併し、名称を「玉川線」とします。そして1942(昭和17)年に、小田急電鉄・京浜電気鉄道を合併し、その際に改称して「東京急行電鉄」が誕生しました。玉川線の軌道のある国道246号線の上に首都高速道路の建設計画が持ち上がり、その影響で玉川線と砧線が廃止となり、代わって三軒茶屋~下高井戸間が「世田谷線」と改称されたうえで残されることになりました。

その後は1999(平成11)年に35年ぶりの新型車が導入されるまでに、三軒茶屋駅周辺の再開発に伴う移転やホームのかさ上げによるノンステップ化などがありました。

路線の特徴

世田谷線は路面電車の中でも小規模です。全区間を走っても所要時間は17~18分。駅間距離はすべて1km未満です。

この他の特徴としては、道路上を走る併用軌道ではないことが挙げられます。環状7号線と交差する若林踏切部分を除く全線が新設軌道です。

また、運行形態としては、車庫が上町に設けられているため、一部上町発の列車が設定されていますが、基本的に三軒茶屋~下高井戸間の通し運転のみの運行となっています。周囲を走る私鉄各線と接続するいわゆるフィーダー輸送が中心で、乗換駅を利用する乗客の割合は全体の97%にも上ります。

フィーダー輸送
支線輸送あるいは中継輸送のことです。路面電車においてはバスや地下鉄など他の交通機関と競合せず中継・接続する役割を指して言います。

車両の特徴

世田谷線の車両編成は300形による10編成となっていて、すべての車両が2両編成で運行されています。10編成のカラーリングはそれぞれ異なっており、ラッピング車両も導入されています。

また、乗車時に車両に設置されたカードリーダーにかざすだけで運賃の収受が可能となるICカード「せたまる」が、2012年9月30日まで導入されていました。これは日本の路面電車としては初の非接触式のICカードで、定期券と回数券の運賃収受として活用されていました。時間の大幅短縮につながっている他、ポイントを付与し運賃に還元するなど乗客のメリットもあり順調に利用者を獲得していました。ですが、近年のPASMOの普及と利用の増加に伴って、乗客の利便性向上を目的として、現在ではPASMOサービスに統一されています。