ご希望の路面電車[市電・都電]情報を無料で検索できます。

施設リサーチ/ホームメイト・リサーチTOP

ユキサキナビ
路面電車[市電・都電]
トップページへ戻る
トップページへ戻る

路面電車情報

ドイツの路面電車



ドイツは路面電車発祥の地とされる地域のひとつでもあり、路線網の発達はもとより「Sバーン(シュタットバーン)」と呼ばれるLRTタイプの開発や導入にも積極的で、路面電車先進国のひとつでもあります。ここでは、そんなドイツを走る路面電車の現状を紹介します。

路面電車発祥の地とされるドイツ

路面電車発祥の地とされるドイツ

世界で最も古いとされる路線から、LRTの先駆者として次世代型路面電車と都市開発におけるモデルとされる路線まで、ドイツの路面電車は個性的かつ、豊富な路線網を誇っています。ここでは、特徴的な3つの地域の事例について説明します。

カールスルーエ

カールスルーエは、ドイツ南西部に位置するバーデン=ヴェルテンベルク州にある人口28万人の都市です。日本の最高裁にあたる連邦憲法裁判所やメルセデス・ベンツの始祖カール・ベンツが生まれた地域でもあります。

このカールスルーエには、カールスルーエ交通事業、アルブタール交通があります。1992年から中核都市と郊外の都市を結ぶ鉄道Sバーンの路線に、市街地に網の目のように張り巡らされた路線網を持つ路面電車「S4」の乗り入れが開始されました。これによって、都心から40km程離れたバーデン=バーデンという温泉のある保養地まで、乗り換えなしの高速トラム1本で行けるようになりました。

これはトラムトレインの第1号となり、のちに「カールスルーエモデル」と呼ばれ、各地で模範とされる路面電車の新しい活用モデルとなりました。現在、路線長はおよそ400kmにも及び、他のトラムトレインと比較しても、大規模な路線になっています。

ベルリン

ベルリンは、ドイツ北東部に位置する首都で、人口は350万人以上にものぼり、EU内でもロンドンに次ぐ2番目の大都市です。「ベルリンの壁」によって東西に分断された歴史を持ち、壁の崩壊はドイツ統一のみならず冷戦終了のシンボルとされました。

このベルリンの路面電車には、ベルリン市電があります。1865年に開業し、長い伝統を誇るベルリン市電は、世界で最も古くから存在する路面電車網のひとつとされています。現在、路線数は22系統で、24時間運行している系統もあります。路線長は191.6km、停留所の数は382ヵ所です。軌間は1,435mmの標準軌です。

旧西ベルリン地域の路線はバスに代替され、現在は旧東ベルリンにあたる地域のみでの運行となっていますが、それでもベルリンの市電網は、世界最大級の路線網のひとつとして知られています。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケンは、ザールランド州の州都で、フランスと接する国境の町です。地下資源が豊富であり、かつては炭鉱業や製鉄業で栄えました。

このザールブリュッケンには、ザールタール路面電車会社があり、その歴史は1997年10月に遡ります。それは、環境都市を目指していたザールブリュッケンの街に、現在まで廃止されていた路面電車が復活したときのことでした。

当時、車両はカールスルーエモデルを採用したシュタットバーンで、DBバーンとの乗り入れを前提にしていました。ただし、既存路線が廃止されていたため、線路も車両もシステムもゼロから造り出す必要がありました。そのような困難を乗り越えて、この路線は国境を越えてフランスまで運行される国際列車として、現在も活躍しています。