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路面電車情報

デュアル・モード・ビークルとは



デュアル・モード・ビークルは日本での開発が盛んです。地方の交通網整備に活用されることが期待されている乗り物であり、現在、導入を検討している自治体も増えています。バスが普通の道路からそのまま線路の上を走るという、まるで映画のような夢の乗り物であるデュアル・モード・ビークルの開発経緯や機能の特徴を紹介します。

道路走行時とレール走行時のあいだでモードチェンジ

道路走行時とレール走行時のあいだでモードチェンジ

デュアル・モード・ビークルとは、線路と道路の両方を走行可能な乗り物のことで、およそ70年前からイギリスやドイツなどで開発が進められてきましたが、いずれも実用化にまでは至りませんでした。しかし、2004(平成16)年に、日本のJR北海道が開発に成功し、2007(平成19)年に実用化に向けた試験的営業運行をスタートさせました。デュアル・モード・ビークルの機能のうち、最大の特徴と言えば、モードチェンジによって道路からレールへの切り替え運転が簡単にできる点です。レールに付けられたガイドを使ってレールと車輪の位置合わせを行なうことで、スムーズに乗り入れることができるよう工夫されています。逆にレールから道路の場合は特に位置合わせも不要なので、比較的容易に移行できます。また、デュアル・モード・ビークルは後部のタイヤで駆動していますが、「後軸重配分制御」方式を採用し、後部のガイド車輪にかかる荷重を抑制することで、走行の安定化やタイヤの摩耗抑制にもつながっています。

地方における交通インフラの整備や町おこしに期待

デュアル・モード・ビークルを運行させる利点としては、運行コストの安さが挙げられます。既存の鉄道線レールや道路を走行するので、大規模かつ新たなインフラの整備などが不要になります。例えば人口減による赤字などで、廃線の危機にさらされている鉄道やバス路線が多い地方自治体における公共交通網の整備や活性化、さらには町おこしや観光誘致にも役立てられることが期待されています。近年ではJR北海道以外でも、2006(平成18)年に静岡県富士市がJR北海道の車体を借入れ、岳南鉄道線を用いたテスト走行を行なった他、岐阜県の第三セクター明知鉄道でも夜間の試験走行が行なわれました。また、2008(平成20)年にはトヨタ自動車が参入し、洞爺湖サミットにおいて試験車を投入しました。さらに、特筆すべき点として、2011(平成23)年に発生した東日本大震災のあと、被災した石巻線や気仙沼線、大船渡線の復旧にデュアル・モード・ビークルを活用し、復旧した区間と不通区間を直通することが検討されました。