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路面電車情報

トラムトレインとは



トラムトレインは、ドイツのカールスルーエで始まった試みが、ヨーロッパを中心に拡大し、いまや欧州の様々な都市で導入されています。ここでは、そうしたトラムトレインのメリットや規格の違いについて紹介します。

乗り換えなしで直通できるのが最大のメリット

乗り換えなしで直通できるのが最大のメリット

トラムトレインとは、ステップのある路面電車を一般の鉄道線に乗り入れて運行させる形態のことで、これにより軌道線と鉄道線の直通運転ができるようになります。なかには最高時速が時速100kmを超える車両や、ヨーロッパの鉄道線は交流電化の使用が多いことから、交直両用の車両が用いられるなど、高性能な車両技術が求められる点が特徴です。

このトラムトレインを導入するメリットは、運行頻度を多めに維持できる上、乗降しやすいなど質の高い顧客サービスを提供できるという点が挙げられます。また、市街中心部を走る路面電車でそのまま郊外の鉄道線へと、1本の路線で行き来できるため、途中で乗り換える必要がなくなります。さらに、運行コストの削減にもつながるといった利点もあります。一方、路面電車に近い規格であるため、トイレなどの設備がなく、郊外鉄道線として不便な面があることも指摘されています。

時速200km超の高速路線を走るトラムトレインも

トラムトレインを運行している都市のうち、最も代表的なのがドイツのカールスルーエです。カールスルーエは1958(昭和33)年から10年以上の歳月をかけて、市の南部を運行するアルブタール鉄道(軌間1,000mm)を路面電車と同じ1,435mm直流に統一させると、順次乗り入れをスタートします。また、市北部への路線延長の際、ドイツ連邦鉄道の貨物線を借用し軌道を共有させるなど、のちに「カールスルーエモデル」と呼ばれることになる形を完成させていきました。

そして1992(平成4)年、ついに連邦鉄道の旅客線への乗り入れが実現し、トラムトレイン第1号が誕生し、この結果、乗客数が前年の5倍になりました。その後も多方面で路線を拡大し、なかでもライン線ラシュタット、バーデンバーデン方面では超高速列車ICEが時速200kmで運行する区間に、トラムトレインが乗り入れているといったケースも見られます。この「カールスルーエモデル」を採用している都市は複数あり、ドイツのザールブリュッケンやカッセル、スペインのアリカンテ、オランダのハーグなどがその一例です。これとは逆に、ドイツのツヴィッカウに代表される路面電車線に、鉄道線の車両が乗り入れするタイプのものや、パリ・トラムや富山に見られる従来の鉄道線をトラムトレイン用や路面電車用に規格転換したものも存在します。