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路面電車情報

ゴムタイヤトラムとは



ゴムタイヤトラムは、バスのようでバスではなく、路面電車のようで路面電車とは異なる独特の存在です。1本のレールの上をゴムのタイヤを装着して走るゴムタイヤトラムは、建設費など導入コストが安いことで注目を集めました。その機能や特徴について路面電車との違いを中心に見てみます。

ゴムタイヤトラムの仕組み

ゴムタイヤトラムの仕組み

トロリーバスに案内装置(ガイド輪)を付けたもので、言わばLRTとトロリーバスの中間的なシステムです。専用軌道を走る際はガイドとなる1本のレールが走行路中央に埋め込まれており、案内装置がガイドレールをトレースして操舵を自動制御しながら集電し、電気モーターで走行します。軌道外を走行する際は搭載のディーゼル発電機で発電しモーターを駆動させて走ります。LRTのコンセプトを活かしながら、より低コストで導入できるだけでなく、運用にあたっても柔軟性の高い交通システムとして注目されています。

路面電車との比較

タイヤがゴム製のため、鉄車輪に比べ振動や騒音が少ないのが特徴です。また、案内軌条の敷設やメンテナンスにかかるコストが安く済むことが、主なメリットとして挙げられます。鉄車輪と比較し摩擦が起こりにくいので、急な勾配や強いカーブでも脱輪しにくいという特徴があります。一方、デメリットとしては、タイヤ交換の際にコストがかかること、売却による転用が難しいことなどが挙げられます。

システム

集電方式やガイド方式の違いから、ゴムタイヤトラムは大きく分けて3つの方式で運用されています。

トランスロール方式
フランス・ロール社が開発したシステムで、フランス中南部のクレルモン=フェランやイタリア北部のパドヴァなどで導入された他、中国の上海などでも営業が開始されています。ゴムタイヤトラムの中では一番鉄道に近い方式で、加えて高い輸送力を持っていることが特徴です。
TVR方式
ドイツに本社を置くボンバルディア・トランスポーテーションが開発しました。フランス北西部のカーン、フランス北部のナンシーなどの都市で採用されています。レールが1本しかない点が、通常の鉄道とは異なっています。その1本のレールの上を、滑車状の車輪で動くかたちのシステムとして作られています。しかし、安全性についてフランス政府から指摘されたため、将来的に廃止されることが決まっています。
CiViS方式
イリスバスというフランス南東部のリヨンに本拠を置くバスメーカーが開発した方式です。レールを走るのではなく、路上に描かれた白線をデジタルカメラで読み取ることで、走行コースを維持することができます。車体は原則として2連接で、「トロリーバスモード」と「バスモード」を選択するようになっており、架線もレールもない場所では、トロリーバスや普通のバスのように見えます。