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路面電車[市電・都電]用語集(は行)



駅などの施設情報を検索できる「ユキサキナビ」が、路面電車[市電・都電]に関する用語(は行)をご紹介します。市電・都電のことや、聞きなれない仕組みまで、路面電車[市電・都電]のことがよくわかる用語集をご活用下さい!

ハーシュフェルド

ハーシュフェルドとは、1930年(昭和5年)代に登場したPCCカーの開発に貢献した科学者、C.F.ハーシュフェルドのこと。カルフォルニア大学で電気工学の学士号を、コーネル大学で機械工学の修士号を取り、デトロイトエジソン社の研究部長を務める技術者であった。1929年(昭和4年)に、アメリカ合衆国で新しい標準型電車を開発するために「電気鉄道経営者協議委員会(ERPCC)」が組織化されると、翌年に技術主任として就任。もともとは電気鉄道分野には縁が薄い人物であり、ERPCC内では電気鉄道メーカーの技術者たちとの衝突もあったとされるが、先入観にとらわれない彼の新しい技術開発がERPCCの新型車両開発に良い効果をもたらしたと言われる。

廃止路線

廃止路線とは、路面電車など鉄道車両のために設けられた路線のうち、運行がなされなくなった路線のこと。廃止になる要因としては、利用者や貨物の運送量が減ったことによる収支の悪化や、トンネルや橋を使った新しい路線が引かれたため既存の路線を消滅させる、などの理由が挙げられる。不要となった路線は一旦休止扱いになり、ごく稀なケースでは運行が復活することもある。日本では1960年(昭和35年)代以降に自動車の大衆化が進んで市街地の道路に自動車が増えたことや、バスが大型化して便利になり始めたことで、多くの路面電車の路線が廃止へと追い込まれた。廃止路線のあとにはモニュメントが造られたり、道路やサイクリングロード、遊歩道に転用されたり、そのまま放置されている場合もあるが、完全に撤去され痕跡を全く留めないケースも多く見られる。

ハイポイド歯車

ハイポイド歯車とは、傘歯車の一種。「曲り歯傘歯車」と同様の意味で使用されることが多いが、ハイポイド歯車は歯車製造などで知られるアメリカ合衆国拠点のグリーソン(Gleason)社の商標であり、独自の仕様を持っている。傘歯車は、回転を伝える部品(回転軸)と、伝えられる部品(被回転軸)が平行でない状態で噛み合えるよう設計された物であり、そのなかでも「曲り歯傘歯車」は歯先が曲線を描いている。ハイポイド歯車は、その曲線の形が「ハイパーポロイド(双曲線)」をイメージさせる特殊な形状であるのが特徴。複数の歯が噛み合うことにより、歯への負荷が軽減され、動作が静かで耐久性が高くなるなどの効果を生んでいる。

博物館・ミュージアム

路面電車の博物館・ミュージアムとしては、2016年(平成28年)にグランドオープンした岡山県の「おかでんミュージアム」が知られる。同ミュージアムは、同県内を走行する「岡電」により、非公開だった工場の一角を利用して作られた。同社の次世代型路面電車LRT(ライトレールトランジット)である「MOMO」や、九州の豪華観光列車「ななつ星」など数々の人気車両をデザインした水戸岡鋭治氏がリノベーションを担当し、空間を一新した。ミュージアム内には、貴重な模型の展示やDVDの鑑賞、鉄道玩具や木のプールなどで楽しめるキッズ向けのスペース、休憩ができるデッキなどがある。路面電車にまつわる博物館・ミュージアムは国内では他に、神奈川県「横浜市電保存館」などが存在する。

半導体スイッチング素子

半導体スイッチング素子とは、電気をオン、またはオフにする切り替えが高速にできる半導体素子のこと。半導体とは、電流を通す「導体」にも、通さない「絶縁体」にもなれる物質のことであり、この半導体の性質を利用して「スイッチ」として機能させる物が、半導体スイッチング素子である。操作を繰り返しても劣化が少ないことも魅力で、鉄道車両の制御器に用いられるようになった。路面電車の世界では、半導体スイッチング素子の進歩により、「抵抗制御」を「チョッパ制御」に換えて、より省エネルギーな車両にする動きが始まった。機器を小型軽量化できるので、車体下のスペースが限られている「超低床車両」の製造などにも利用されることがある。

馬車鉄道

馬車鉄道とは、客車を馬に牽引させる馬車のうち、客車が道路上に敷設されたレールを利用して走行する仕組みになっている馬車を指す。19世紀にはヨーロッパやアメリカ合衆国において都市の主要な交通手段として、様々な人が同時に乗車できる「乗合」形式で普及した。国内でも、1880年(明治13年)に日本初の馬車鉄道である「東京馬車鉄道」が開設された他、北海道などにも馬車鉄道が存在した。しかし、馬の排泄物により軌道が汚れ、処理に手間がかかることや、馬の伝染病が流行すると人間にも被害が広がると言った衛生上の問題などがあり、蒸気機関車や電車が開発されると衰退。なお、電車の黎明期にはこの馬車鉄道のレールを利用した路面電車も多くあった。

バッテリー

バッテリーとは蓄電池のことで、次世代型路面電車とされる「LRT(ライトレールトランジット)」の電力源として注目される。バッテリーに電力を蓄積して、その電力を使って走行する車両においては架線レスが実現できると言うメリットがある。従来の路面電車では、発電所・変電所から空中に架けた電線を通して電力を得る「架空線集電」が主だった。しかし、LRTでは架線レスが求められている。そのため、バッテリーを搭載した車両は「バッテリーパワードトレイン」などと呼ばれ、国内でも各車両メーカーが開発を推進。台湾などでは世界初「架線レス」の路面電車が2015年(平成27年)末に建設された。環境に優しく街の景観や安全を保つ車両として、今後も世界各地でバッテリーを搭載した車両の増加が見込まれる。

馬力

馬力とは、路面電車においては動力の単位とされる物。主にモータの出力を数値で表すときに使われる。もともと、馬力はイギリスのジェームズ・ワットが蒸気機関車を実用化したとき、蒸気機関の性能を示す動力を示すために考案したことが始まりとされる。一定の時間でどれだけの仕事ができるかを意味する用語であり、荷物を運搬するのに馬が何頭必要であるかを計算して制定されている。馬力には英馬力(HP)や仏馬力(PS)、エアコンなどの性能を示す馬力などいくつかの定義があるが国際的に使われる単位にはなっておらず、動力を表す国際的な単位は「ワット」がある。1kWは仏馬力での1.360PS、英馬力での1.341HPにほぼ等しい。

パークアンドライド

パークアンドライドとは、マイカーによる移動と公共交通機関を組み合わせて移動するシステムのこと。英語では「park and ride」である。自宅からマイカーで出発し、途中に用意された「パークアンドライド」用の駐車場へ停車し、そこから都心部へ向けてバスや路面電車、電車などに乗り換える人が増えることにより、都心部を走行する自動車量を減らすことができる。渋滞の緩和に役立つと共に、自動車による二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できる点もメリットである。日本ではパークアンドライドを普及させるため、パークアンドライドを行なうと指定駐車場の料金が割引になる地域や、駐車場から市街地への移動用にシャトルバスやレンタサイクルを用意している地域もある。

パーミル

パーミルとは、1/1000を表す言葉。英語の「〜につき」を意味する「パー(PER)」と、1,000を意味する「ミル(MIL)」を合わせた単語で、和訳では「千分率」、ドイツ語では「プロミル」。記号はパーセント(%)に似た形の「‰」である。1パーミルは、1,000分の1を指す。例えば水平方向に1,000m進んだとき、スタート地点より高さが5m上がっている場合は、「5‰」となる。逆に1,000m先の高さがスタート地点に比べて5m下がっている場合には、「-5‰」と表す。路面電車においては、軌道の勾配を数値で表すときなどに使われる。

パッセンジャーフロー

パッセンジャーフローとは、路面電車や路線バスなどで採用されている乗車料金の支払い方式のひとつ。一般の乗客が車両に乗り込むとき、車両のうしろのほうにある入口から中へ入り、降りたい停留所に着くまでに車内にある運賃支払いコーナーへ移動し、走行中または降車時に乗車料金を支払う方式。電車の車両編成や混雑具合によって、運賃を支払うコーナーの位置やタイミングは様々に工夫されている。例えば、車両の停車時間を短縮するために、車内を2区画に区切って改札ゲートを設け、乗車するときは前部に入り、発車後に改札ゲートで運賃を支払うことで後部へ進めて、後部にある出口から降りると言った仕組みを持たせた車両も開発されている。

標準軌

標準軌とは、電車が走行する左右のレール間の長さを表す「ゲージ」について、基準とされる値のこと。英語では「standard gauge」と言う。国際的な「標準軌」は1,435mmである。ゲージには世界各地の鉄道で様々な値が採用されているが、ヨーロッパを含め、アメリカ合衆国や東アジアなど、世界の多くの地域で普及しているのがこの標準軌である。1,435mmと言う値は、「鉄道の父」と呼ばれるジョージ・スティーヴンソンが、1814年(文化11年)に北東イングランドの「キリングワース炭鉱」の炭鉱鉄道として蒸気機関車を設計したときに、用いられていたゲージである。日本の路面電車では標準軌を採用している鉄道もあるが、これより狭いゲージを用いている地域も多い。

PAYE方式

PAYE方式とは、路面電車やバスなどの乗り物においては、運賃を受け取る方法のひとつである。いわゆる、運賃先払い方式。乗車するときに運賃をもらい受ける方式のことである。「PAYE」は英語表記「Pay as you enter(ペイアズユーエンター)」の頭文字を取った物。この運賃収受方式が生まれた背景には、1914年(大正3年)に勃発した第一次世界大戦のあと、世界的な不況が訪れたと言う社会状況がある。当時、経営が苦しくなった電鉄会社が運行経費の削減のためにワンマンカーなどと共に考案した物とされている。それ以前は、切符は車掌が車内を巡って売って歩くのがスタンダードだったが、「PAYE方式」が実施されると収受人員が不要になり、人件費の削減に役立った。

PCCカー

PCCカーとは、1929年(昭和4年)に組織化されたアメリカ合衆国の「電気鉄道経営者協議委員会」が開発した路面電車のことで、1936年(昭和11年)に初めて量産化された。電気鉄道経営者協議委員会の目的は、各製造会社で行なわれていた路面電車の開発を一元化して、独自の新しい標準型電車を開発すること。同委員会は英表記では「The Electric Railway Presidents' Conference Committee」となり、その頭文字を取ると「ERPCC」、これをさらに省略すると「PCC」となり、この3文字が同委員会が開発した電車の呼称に採用された。PCCカー登場前の路面電車に比べ、加速度や減速度が改善され、最高速度が上がり、外観は流線形でスマート、騒音も低いなどの特徴があった。

ピッチング

路面電車における「ピッチング」とは、レール上を進む電車が上下方向に揺れる「縦揺れ」のことを指す。滑らかに見える線路も上下や左右にわずかな歪みがあることが多く、ピッチングは主にこうした歪みに影響されて起こる。ピッチングの原因となるレールの歪みは、レールの下に敷かれた砕石(バラスト)層が上を通る車両の重みを受けて変形していくことで生じる。この変形のうち、レールの土台が上下方向に凹凸と変形した「高低変位」と言う状態にあるときにピッチングが生じることが多い。また、二軸車など車両の構造もピッチングの生じやすさや大きさに影響する。ピッチングなど揺れを抑えることは車両の乗り心地を良くするポイントのひとつである。

フィーダーバス

フィーダーバスとは、交通網の主要となるルートに対して「枝線(えだせん)」の役割を果たすルートを運行する路線バスのこと。「支線(しせん)バス」とも呼ばれる。「フィーダー(Feeder)」は「供給機」などの意味がある。次世代型路面電車LRT(ライトレールトランジット)の導入によるまちづくりが進められるなかで、フィーダーバスはライトレールを補助する交通手段として注目が高まった。フィーダーバスは自動車が通る通常の道路を走行するので、レールの敷設が必要とされるLRTよりルートを新設しやすい。そのため、LRTの運行時刻に合わせて、LRTの駅に接続をするフィーダーバスを用意することで、より多くの地域住民が快適にLRTを利用することが可能になる。

付随車輪

路面電車など鉄道車両における「付随車輪」とは、動力を持たない車輪のことを指す。通常、電車にはモータで動かされる車輪があり、それに付き添うようにモータの駆動力を持たない車輪を用いることがある。このうち、後者を「付随車輪」と言い、前者の車輪は「動力車輪と呼ぶ。いずれの車輪も鉄鋼製であるのが基本。付随車輪は動力車輪と同じ大きさがあることが多い。出力が大きい大型のモータを搭載するために、動力車輪の直径を長くして、付随車輪を小型軽量化した「マキシマムトラクション台車」もアメリカの電車メーカーブリル社により開発されている。マキシマムトラクション台車では、車両を側面から見ると大小の異なる大きさの2車輪が並んでいる。

フラット床

フラット床とは、床の段差がない床のこと。ユニバーサルデザインの建造物に採用されることもある。路面電車においては、停留所のホームから電車の乗降口へ、さらに車両内の通路、客席へ進むまですべての床が、同じレベルの高さであることを指す。段差のある場所を進むのが困難な高齢者や、車椅子を利用する身障者まで、あらゆる人が難なく乗り降りできることがメリットである。次世代型路面電車と呼ばれるLRT(ライトレールトランジット)車両として「超低床車両」が挙げられているが、これにはフラットな低床部を部分的、あるいはほぼ全面的に実現した物がある。もともとはヨーロッパやアメリカ合衆国などで導入され、日本でも採用する路面電車が増えている。

フレキシティ

フレキシティとは、ドイツに拠点を置くボンバルディア・トランスポーテイション社が供給する超低床路面電車のシリーズ名称を意味する。ボンバルディア・トランスポーテイション社は、カナダのボンバルディアグループの鉄道部門であり、総合鉄道関連メーカーとしては「ビッグ3」に数えられる。同社の超低床路面電車は、独自開発や企業買収などで幅広いラインナップとなっていたが、それらをまとめるシリーズがフレキシティである。フレキシティは大きく4種類に分けられ、目的や仕様によって、「アウトルック(Outlook)」、「リンク(Link)」、「クラシック(Classic)」、「スウィフト(Swift)」から選ぶことができる。

フローティング

フローティングとは、路面電車などの鉄道車両において、車体をレールから浮かせた状態を保つこと。3車体以上を連結させた車両編成において、台車のある車両で挟むことにより中間位置にある車両の「フローティング」が実現できる。フローティング車体は台車がなく床を低く設計できるため、超低床車両とすることが可能。このため、次世代型路面電車と呼ばれるLRT(ライトレールトランジット)に該当する国内外の車両で、この様式の車両が採用された例がある。代表的な物は、ドイツに拠点を置く「シーメンス」社のブランド「コンビーノ」で、この列車では台車を持つ短い車体と、車体の長いフローティング車両を交互につないで3〜9車体の連結を実現している。

VVVF制御車両

VVVF制御車両とは、VVVFインバータ制御を装備した電車全般の車両のこと。「VVVF」の部分は日本のみの用い方であり、英語では「AVAF」(Adjustable Voltage Adjustable Frequency)とされる。VVVFインバータ制御は交流電動機の速度や回転数を調整でき、インバータ(電力変換装置)によって必要な周波数や電圧に変換できる。このVVVFインバータ制御を用いると、省エネルギーにもつながり、メンテナンスの手間を削減することができる。またシステムの小型軽量化ができるので、スペースが限られている超低床車両にはもってこいの技術であるため、国内外で超低床のVVVF制御車両が開発された。

部分超低床車

部分超低床車とは、一部の床が低くなっている構造の電車車両のこと。道路の高さから乗り降りすることもある路面電車では、車両の床の高さを低くする「超低床車」の開発が長年続けられているが、そのなかで生まれたアイデアのひとつ。通常、車体の下部にはある程度の高さが必要な「台車」があるため、この台車とのかね合いが低床化のポイントとされてきた。「部分超低床車」の製法例としては、超低床の車体を後部に連結させた物や、2車体で挟んで3車体構成にさせた物などがある。国内では「名古屋鉄道」が2005年(平成17年)に岐阜地区の路面電車を廃止するまで、「部分超低床車」を走行させていた。同廃止後、この車両は福井鉄道や豊橋鉄道に譲渡されている。

ブリル

ブリルとは、かつてアメリカ合衆国にあった電車メーカー、ジョン・ジョージ・ブリル(John George Brill)社のこと。社名と同じジョン・ジョージ・ブリル(John George Brill)氏が1868年(慶応4年)に馬車鉄道車両メーカーとして開業した。鉄道車両に欠かせない台車と言う部分について、同社は大規模な鍛造機械により台車枠を一体成型する技術を確立。軽くて長持ちする台車が評判を呼び、アメリカでは台車のトップメーカーとなると、世界各国の電車や台車を供給した。様々な改良を続けて隆盛を誇ったが、自動車の大衆化が進み、鉄道車両の需要が減ると苦境に陥り、アメリカン・カー・ファンドリー社による買収や、新会社での事業再開、倒産などを経て1954年(昭和29年)に消滅した。

プロペラシャフト

プロペラシャフトとは、路面電車や自動車、船など乗り物を造る際に使われる部品のひとつ。船を動かすプロペラ(スクリュープロペラ)は真ん中に軸があり、軸が回転することによって複数の翼が水を掻いて船が前に進むが、この「プロペラ」の軸に当たる物が「プロペラシャフト」である。プロペラシャフトは乗り物の進行方向と平行に配され、動力を持って翼を回転させる。回転軸の周りに生じる強い「ねじり」の力に耐えられるよう、素材は剛質である。そのため、重くなる傾向があり、素材と重量のバランスを考慮した研究開発がなされてきた。大型化路面電車の車両では、「直角カルダン駆動方式」などを採用する場合にプロペラシャフトが用いられる。

平行カルダン

平行カルダンとは、「平行カルダン駆動方式」や「平行カルダン方式」と言う用語の一部。「平行カルダン駆動方式」は、電車車両におけるモータ(電動機)の駆動方式「カルダン駆動方式」のひとつである。下部にある「台車」と言う部分にモータを取り付けるとき、「カルダン軸」(中継軸)を車軸に対して平行な角度で取り付けるので、この名前が付いた。「平行カルダン駆動方式」は2種類がある。「中空軸平行カルダン駆動方式」は中を空にした軸の中に回転軸を通し、モータに配した2つのたわみ板継手に結ぶ物。もうひとつは「中空軸平行カルダン駆動方式」のたわみ板継手を小型に改良した「TD継手」を使う「TD平行カルダン駆動方式」である。

併用軌道

併用軌道とは、路面電車が通るレールやそれを支える設備である「軌道」のうち、自動車の道路上に敷設された軌道のこと。併用軌道に対する用語として道路上ではない場所に敷設された「新設軌道」がある。日本では「併用軌道」は「軌道法」や「鉄道事業法」に準拠して建設される。軌道法により、通常の鉄道の線路と異なる規制が加わっている。例えば、走行できる車両の長さは原則30m以下であり、最高速度は40km/h以下である。また、「軌道信号機」と呼ばれる独自の信号に対応して進んだり停止したりするが、道路に設置されている自動車用の信号にもしたがわなくてはならない。なお、併用軌道は路面電車の他に、一般的な鉄道車両が走行する場合もある。

米国運輸省都市大量輸送局

米国運輸省都市大量輸送局とは、アメリカ合衆国で1964年(昭和39年)に結成された組織の名称。英名は「Urban Mass Transportation Administration」。その頭文字を取って「UMTA」と略される。広域的な都市大量輸送システム計画を推奨し、財政補助について項目を定義付け、補助条件を協議し、予算を配分するなどが主な活動となっている。アメリカではこの組織の取り決めにより、新規の計画に対する資本費補助が制度化された。また、路面電車が次々と廃止された時代にも、生き残りを図る路面電車の新型車両投入を資金面で支援した例がある。また、米国運輸省都市大量輸送局はLRT(ライトレールトランジット)と言う言葉を戦略的に用い始めた組織としても知られる。

ペックハム台車

ペックハム台車とは、アメリカ合衆国の台車メーカー、オリバー・ペックハム社が製造を手掛ける台車のこと。台車とは、鉄道車両の下部にある可動性を持った走り装置のことである。かつて台車において世界のトップメーカーの地位を誇ったのはジョン・ジョージ・ブリル社であるが、これに対抗した会社として知られる。ジョン・ジョージ・ブリル社は大規模な鍛造機械によって台車枠の一体成型を得意としていたが、「ペックハム台車」は主に組み立て式の台車であった。シンプルな工場設備で製造できることを特長とする一方、結合部が緩みやすい、軽量化が難しい、などのデメリットがあり、ジョン・ジョージ・ブリル社程の大量販売に成功するには至らなかった。

ホイールベース

ホイールベースとは、電車や自動車などの車両において、車軸と他の車軸との、間の距離を指す。「軸距(じくきょ)」や「固定軸距」などとも呼ばれる。車軸とは、左右2つの車輪をつなぐ部品である。ひとつの車両に1台の台車だけを備えた「二軸車」では車軸が前後にひとつずつであるため、その間の距離が「ホイールベース」を意味する。ひとつの車両に2台の台車を取り付ける「ボギー車」では、同一台車にある車軸同士の距離が「ホイールベース」で、台車同士の距離は「台車間隔」などと呼ぶ。ホイールベースは通常は長くなるとレールに掛ける圧力が大きくなって歪みを引き起こすことがあり、短くすると蛇行の原因にもなる。そのため、ホイールベースをどの程度の長さにするかは台車において重要なポイントである。

保線作業

保線作業とは、路面電車など鉄道車両が通る軌道を正常な状態に保つための作業を意味する。軌道とはレールとそれを支える枕木や道床(どうしょう)などを指す。保線作業にはレールの交換や砂利の締め固め、枕木を締結する装置の締め直しなど様々な物がある。専用の機器などが用いられることも多く、例えば、見通しの悪い場所などの保線作業中に車両が向かってくる万一の事故を防ぐため、見張り員を補う物としてレールに「レールスイッチ」を装着し、電車が上を通過すると警報が始動する。空中に架けられた電線「架線」の保守には、軌道と道路のどちらも走行することができる「軌陸車(きりくしゃ)」を動かして作業にあたる。「マルチプル・タイタンパー」と言う大型機械を投入すると、この機械が線路の高さの調整や曲がりの修正、砂利を突いて固める作業などを一度に行なってくれる。

防振ゴム

鉄道車両に使われる「防振ゴム」とは、主に走行時に車輪などで起こる振動が乗客に伝わるのを防止したり、衝撃を緩和したりする目的で使われるゴムのこと。路面電車からJRの新幹線まで、多くの鉄道車両の構造部材として採用されている。鉄道車両用の防振ゴムは様々な部分に利用されていて、例えば、台車の軸箱の両側に取り付ける物、弾性車輪の部品としてタイヤと輪心の間に挟み込まれる物、ダンパーの動きを助ける物、車体の下に付けて台車から車体に伝わる振動を軽くする物などいくつかの種類がある。日本ではJIS(日本工業規格)により、防振ゴムの素材や、金具と接着する際の接着の強さ、試験方法など細かく規定されている。

ボギー車

ボギー車とは、鉄道車両のうち、「ボギー台車」を装備した車両のこと。「ボギー台車」とは台車の種類のひとつで、1台の車体を2つの台車で支える仕組みになっている物。2つの台車は前後に離れていて、車両に対して水平に回転することができる。このときの回転角度を「ボギー角」と呼び、ボギー角を保てる構造があることもボギー台車の要素となっている。また、ボギー台車は台車ひとつにつき2軸4輪、計8輪と言った車輪で車体を支えられるので車両の大型化が可能である。運転手1名が乗った車両1台で大量の乗客を運べることなどで好まれ、ボギー車は登場後、急速に普及した。日本では1872年(明治5年)に最初の鉄道が開業した当時は二軸車だったが、徐々にボギー車が主流となった。

坊っちゃん列車

坊っちゃん列車とは、愛媛県の路面電車「伊予鉄道」で展開される観光列車の名称。夏目漱石作の有名小説「坊っちゃん」のなかで、登場人物がこの列車を利用したことから、「坊っちゃん列車」と呼ばれるようになった。初代の蒸気機関車は1888年(明治21年)〜1955年(昭和30年)まで67年間活躍して引退。2001年(平成13年)に現代の環境になじむよう配慮して改良をした復元版が運転開始した。初代は石炭を燃やして蒸気を生み出して動力としていたが、復元後の坊っちゃん列車はディーゼルエンジンを採用。当時の姿を再現できるよう、復元後の物も煙突から黒煙に見立てた白い蒸気を噴出する。基本的には毎日通常運行しており、道後温泉、大街道、松山市駅、JR松山駅前、古町駅間を走行する。

ボンバルディア系

ボンバルディア系とは、航空機供給で有名なカナダに拠点を置くグループ、ボンバルディア社の鉄道部門であり、ドイツに拠点を置くボンバルディア・トランスポーテイション社が供給する鉄道車両、またはその技術のことを意味する。ボンバルディア・トランスポーテイション社は1974年(昭和49年)に創業し、企業買収により事業を拡大して、総合鉄道関連メーカーとしては「ビッグ3」に数えられる世界屈指の企業へと発展した。超低床路面電車の車両も、20世紀末期に「ブレーメン形」と呼ばれるモデルを開発。その後も、企業買収などを経て多彩な超低床路面電車を供給し、それをまとめるシリーズ「フレキシティ」を展開し、車両供給で世界トップレベルのシェアを誇るようになった。

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