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路面電車[市電・都電]
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路面電車[市電・都電]情報(春)

路面電車で春を満喫!



従来、移動のための公共交通機関のひとつとして利用されてきた路面電車。最近では貸切車両や、花見スポット巡りに利用されるなど、春を楽しめる乗り物としても人気です。今回は、移動手段としてだけでなく、多様な楽しみ方ができる空間としても注目を浴びている路面電車をご紹介します。

路面電車で春の歓迎会

路面電車で春の歓迎会

近年、歓送会用などに路面電車を貸切にできる鉄道会社等が増えています。例えば、大阪の阪堺電車では、車内で歓迎会を楽しむことができるよう、冷えたドリンクが用意されている他、歌やゲームもできるようマイクを常備して街中を走行。車窓の外に目をやると、そこには日本で最も高いビルとして「あべのハルカス」がそびえ立っています。下から見上げたビルは迫力満点。みんなでワイワイ楽しみながら、見上げる「あべのハルカス」が、普段の通勤・通学時とは違った、非日常的な時間を演出してくれるのです。

また、札幌市交通局の路面電車では、貸切車両で札幌市内を一周し、ホテルメイドの和洋中各種料理を味わいながら、札幌の街を楽しむことも可能。貸切車両に乗って、ゆったりと飲食することで、通勤・通学時に見慣れたはずの風景も、新鮮に映ることは間違いありません。また、食べ物や飲み物を持ち込めば、参加者みんなで協力しながら盛り上げていく“手づくり”の宴会に。ホテルクオリティーのサービスで高級感いっぱいに楽しむことも、参加者と協力して手づくりで楽しむこともできる貸切車両での宴会は、いつもの歓送迎会などとは一味違った楽しみ方ができる点が醍醐味だと言えます。なお、途中でトイレ休憩もあり、その点も安心です。

春限定での運行、荒川路線を通る路面電車

桜の装飾を施した車両で、荒川線沿いのお花見スポットを走ることで知られている、都電荒川線の「都電さくら号」。1日1スポットで行なう花見も楽しいですものですが、「都電さくら号」に乗れば、計4ヵ所の花見スポットに立ち寄ることが可能。いろいろな場所の桜を見たい“欲張り”な方におすすめの車両です。

「都電さくら号」の「荒川二丁目」停留場すぐの荒川自然公園は、「東京新百景」にも選ばれており、敷地面積61,068㎡の園内に咲く約80本のソメイヨシノを楽しめます。その他、「飛鳥山」停留所すぐの飛鳥山は、八代将軍「徳川吉宗」の命により桜が植えられたと言われており、山自体が桜で覆われた圧巻の美しさ。また、「鬼子母神前」停留場すぐの法妙寺は、江戸時代から続く桜の名所で、参道の両側の桜並木は圧巻。「面影橋」停留場付近は、電車の中から神田川の遊歩道を覆うように咲く桜を堪能できるのが特徴です。

「都電さくら号」の運行時期は、毎年3月中旬~4月中旬の約1ヵ月間。夜も運行しているので、学校や仕事の帰りなどに、ライトアップされた夜桜も見ることができます。実際に木の下で見るのもよし、車窓を流れていく様子をみるのもよし。様々な桜の楽しみ方ができるのが、「都電さくら号」の醍醐味です。

広島の路線を走る春の路面電車

ゴールデンウィーク中の広島で行なわれている「フラワーフェスティバル」は、市民によるパレードや踊り、人気アーティストが出演するイベントなど盛りだくさんの内容で、毎年100万人以上の動員数を誇っています。フェスティバルをPRするため、広島の路線を走る路面電車に毎年特別塗装が行なわれ、市民に親しまれているのが、「フラワートレイン」です。

「フラワートレイン」は、ホワイトをベースに、グリーンやピンクのカラフルな大小の花のモチーフで装飾された目を引く外観。普段はカーキなどの落ちついたカラーが多いこともあり、ひときわ華やかで、電車好きだけでなく子どもにも人気です。フラワートレインが運行する路線は限定されており、お祭りが終わると特別塗装も終わってしまいます。まさに春にしか出会えない車両。お出かけがてら、春を感じる気持ちにさせてくれる車両に会いに行ってみましょう。

ロード中
ロード中
ロード中

日本の他、ロシアやウクライナ、ドイツなど約50ヵ国、約400都市にある路面電車。日本では、一時、自動車の普及もあって道路交通の渋滞が発生したため、路面電車の多くが廃止され地下鉄に代わりました。しかし、地上ゆえのコストの安さ、自動車より多くの輸送ができること、優秀な観光コンテンツであることが見直され、注目を集めています。

意外と多い日本の路面電車

意外と多い日本の路面電車

春に入社や入学で初めての地域に引越したとき、その地域にどんな交通手段があるか把握しておくことはとても大切です。特に路面電車は、馴染みなく育った人にとっては見過ごしがちな交通手段。路面電車が運行する土地で春に新生活を迎える人は、有効活用して快適に過ごしましょう。

  • 北海道札幌市(札幌市交通局)
  • 北海道函館市(函館市企業局交通部)
  • 東京都23区(東京都交通局、東京急行電鉄
  • 富山県富山市(富山地方鉄道、富山ライトレール)
  • 富山県高岡市・射水市(万葉線)
  • 愛知県豊橋市(豊橋鉄道)
  • 福井県福井市(福井鉄道)
  • 滋賀県大津市(京阪電気鉄道
  • 京都府京都市(京福電気鉄道
  • 大阪府大阪市・堺市(阪堺電気軌道)
  • 岡山県岡山市(岡山電気軌道)
  • 広島県広島市(広島電鉄
  • 高知県高知市・南国市・いの町(とさでん交通)
  • 愛媛県松山市(伊予鉄道)
  • 長崎県長崎市(長崎電気軌道)
  • 熊本県熊本市(熊本市交通局)
  • 鹿児島県鹿児島市(鹿児島市交通局)

路面電車の「日本一」、「日本初」

長崎県長崎市内に路面電車を運行する長崎電気軌道。設立されたのは、1914年(大正3年)8月2日でした。1915年(大正4年)11月16日に路面電車を開業し、現在、5路線4系統を営業しています。運賃は一律120円。日本一安いことで市民や観光客に広く愛されているこの路面電車は、下記の「日本初」があることで知られています。

日本初の車体広告

国内で初めて塗装による車体広告を採用した公共交通機関が、長崎電気軌道の路面電車。1964年(昭和39年)に開始され、スポンサーは「鐘紡(現カネボウ)」でした。その後も車体広告は続き、近年特に「日清チキンラーメン号」が有名でしたが、2010年(平成22年)に通常の塗装に戻りました。この他、ゲームソフト「桃太郎電鉄」やJR九州長崎支社の広告が採用されたこともあります。現在は市内の景観に配慮して、車体広告を施した車両が全在籍車両の40%を超えないように調整されています。

現役最古の木造ボギー車

現役最古の木造車両の路面電車を保有しているのも、長崎電気軌道です。1911年(明治44年)5月に製造された「160形168号」は、同年春にデビュー。1968年(昭和43年)にワンマン運行が開始されるまで第一線で活躍し、1973年(昭和48年)2月頃までは、朝のラッシュ時の増発として使用されていました。その後は、記念日やイベント時以外には運行されていませんが、この車両にしかないレトロな雰囲気が大人気です。

有名な江ノ電は実は路面電車ではない

春の観光地としても人気が高い神奈川県鎌倉市の名物のひとつと言えば「江ノ島電鉄」、通称「江ノ電」です。風情ある町並みをレトロな車両が走り、移動手段でありながら観光の目的としても人気を呼んでいます。特に腰越駅江ノ島駅間では電車が路面を走っていて、その佇まいは明らかに路面電車ですが、江ノ電は、法規上は路面電車ではなく鉄道なのです。

当初は路面電車として建設されましたが、1944年(昭和19年)、地方鉄道法によって普通鉄道へ変更されました。そのため、本来専用軌道(道路以外の敷地に敷設された新設軌道)以外を走ることが禁止されている鉄道でありながらも、現在まで道路上である腰越駅~江ノ島駅間を走っているのです。ちなみに、江ノ電の列車の長さは50mを超えていますが、法規上鉄道路線であるため、軌道運転規則による規制(30m以下)にも引っかかりません。


世界50ヵ国の約400都市に存在し、人々の交通手段として活躍する路面電車。日本ではピーク時の1932年(昭和7年)当時、全国67の都市で市電や都電などの路面電車が運行されていましたが、現在も路面電車が見られるのは17都市にまで減少してしまいました。その中には、昔ならではのレトロな雰囲気を醸し出す路線もあれば、近代的なデザインのライトレールなどもあり、個性豊かで見る人を楽しませてくれます。

観光に便利な路面電車

観光に便利な路面電車

観光で大都市を訪れる際、とても便利な移動手段のひとつが路面電車です。近年では、プランの中に路面電車の1日乗車券が付いているツアーもあり、卒業旅行を企画している学生などに人気のようです。人気観光地に走る路面電車をいくつかご紹介しましょう。

長崎電気軌道

日本屈指の観光地である長崎は、修学旅行や卒業旅行で学生時代に訪れる機会が多い都市です。そんな長崎を走る「長崎電気軌道」は、お得な1日乗車券を発売しており、大人用は1枚500円で購入できます。JR長崎駅前から乗車した場合、約6分で3駅先の「出島」まで行くことができ、次の「築町」で降車すると、長崎新地中華街の散策に便利です。さらに路線を乗り換え、「大浦天主堂下」で降りれば、2015年(平成27年)、「明治日本における産業革命遺産」に「構築遺産」として登録された「旧グラバー住宅」が有名な、グラバー園を訪れることができます。また、長崎市のシンボル的な観光地である原爆資料館平和公園へは、「長崎駅前」から逆方向に乗り、「浜口町」で降車するのがベストです。

富山地方鉄道

同じ富山市を走る近代的なライトレールとは打って変わって、レトロ電車の運行を開始した「富山地方鉄道」。半世紀前に初めて路面電車が登場したときの感動をもう一度味わって欲しいという願いを込めて、クラシカルかつモダンな雰囲気が漂う、昭和40年製の7,000形車両がリニューアルされました。沿線には富山のシンボルである富山城や、富山土産の定番「ます寿し」の名店が並ぶ商店街、また富山ならではの老舗の薬種商など、見どころがいっぱいです。富山地方鉄道では、市内電車と環状線が乗り放題のフリー乗車券と、ます寿しや富山名物の甘味が味わえるクーポン券がセットになった「ぐるっとグルメぐりクーポン」を1人1,000円で販売しており、観光に訪れた人々に好評を博しています。

函館市電

開業から100年以上の歴史を持つ、日本屈指の路面電車である「函館市電」。函館市民にとって雪深い函館における頼もしい交通手段であると共に、観光客の移動の足としても活躍しています。この函館市電では、600円で乗り放題の1日乗車券を利用すれば、とてもお得に函館市内を回ることが可能です。まず訪れたいのは、国の特別史跡に指定されており、激動の幕末を語るには欠かせない「五稜郭」がある「五稜郭公園」でしょう。特に春は、大正時代から植えられたソメイヨシノなどが織り成す約1,600本の桜景色を見ることができ、まさにベストシーズンだと言えます。また、新選組副長だった土方歳三ファンの方は、「土方歳三最期の地」碑が置かれている「函館駅前」での下車がお勧めです。そして、函館に訪れたからには、ぜひ夜景を見ましょう。函館山から眼下に広がる夜景の美しさはため息が出る程であり、大変人気です。函館山山麓のロープウェイ乗り場へは、「十字街」駅で下車後、徒歩10分程で行くことができます。

スタイリッシュなフランスの路面電車

路面電車が発達していることで有名な国は多々ありますが、フランスもそのひとつです。「トラム」と呼ばれるフランスの路面電車は外観も美しく、フランスを訪れる旅行者にとって便利な移動手段であるに留まらず、トラムファンの心を掴んでいます。

ストラスブールのトラム

フランスの北東部に位置する都市、ストラスブールは斬新なデザインのトラムで有名であり、大きな円形アーチ状の建物がユニークな「オム・ド・フェール駅」を中心に、ラインAからラインFまでの6路線を展開。ストラスブールは環境を重視した都市計画のモデルケースのひとつとして、世界各国から注目されています。

世界屈指の路面電車大国・ドイツ

路面電車が発達した国と言えば、ドイツは欠かせません。ドイツのどの都市に行っても必ず路面電車を目にすると言っても過言ではないでしょう。

そんなドイツでも、日本と同じく、戦後多くの都市で路面電車が廃止されましたが、近年になると路面電車が再び脚光を浴びるようになりました。オーバーハウゼンやザールブリュッケンといった街では路面電車が復活を遂げ、市民や観光客の足として活躍しています。

「トラム」または「シュトラーセンバーン」と呼ばれるドイツの路面電車。ドイツを訪れた際にはぜひ乗車してみましょう。


路面電車が走る光景も、今では一部の地域でしか見ることができなくなりました。それだけに路面電車が走っている地域を車で走行したりすると、運転に戸惑ったりすることもあります。そこで、路面電車と自動車の交通ルールをご紹介しましょう。

路面電車の軌道敷は通行禁止

路面電車の軌道敷は通行禁止

路面電車の軌道敷(レール)は、道路の中央部に設置してあることが多く、自動車と同じように道路を走っているように思えますが、軌道敷は路面電車の専用レーンなので、原則として自動車は通行することができません。軌道敷に入れるときは、右左折やUターンのための横断、危険回避のときだけと道路交通法で定められています。これ以外にも、道幅が狭いときや道路工事、道路の損壊などがあった場合など、地理的なことや一時的なケースでは入ることが認められています。こうした制限を設けているのは、軌道敷内の自動車の通行を認めてしまうと、路面電車が渋滞に巻き込まれて、その役割を果たさなくなるからです。

唯一、自動車の軌道敷内通行を認める標識がある場合は、通行が認められています。ただし、標識がある場合でも、路面電車の通行が優先されるので、電車が来たら道を譲らなければなりません。また、いかなる場合も路面電車の進路を妨害することは禁止されています。

電停でのルール

電停でのルール

路面電車の駅である電停では、原則として路面電車の乗客の乗り降りが終わるまで、自動車は後方で停止することが義務づけられています。これは電停での乗客を保護することを目的としています。電停は、道路中央部にあり、端には電停の名称を表す表示があります。ただし、電停に安全地帯が設けられている場合や、乗降客がいない場合は、自動車は路面電車を追い抜くことができます。この場合でも、電車から1.5m以上離れて徐行運転しなければならないルールがあります。安全地帯とは、電停を示す部分が路面より少し高台になっている施設や道路に白線などで描かれた部分を指します。

こうしたルールの他にも、路面電車の乗客に危険を感じさせないような運転マナーがドライバーには求められます。路面電車が遅いからと言ってイライラせず、安全運転を心がけましょう。

路面電車の信号機

路面電車の信号機

交差点では、路面電車も信号機によって進行や停止を指示されます。そのため路面電車の運行区間では、路面電車用の信号機が設置してあります。一般的には自動車用の3色の信号機に、路面電車用の矢印信号が設けられているケースが多く、車の通行と交わらないように制御されています。車と兼用した信号機では、路面電車の進行は黄色で示され、矢印が点灯しているときは、自動車も歩行者も停止していなければなりません。

また、自動車用信号機とは別に、路面電車専用の信号機が設置されているところもあります。路面電車専用信号機には、矢印だけのものや文字で書かれたものなど様々な種類がありますが、たいていの場合は「路面電車専用」と表示されています。