路面電車[市電・都電]用語辞典
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1モータ2軸駆動
いちもーたにじくくどう「1モータ2軸駆動」とは、鉄道車両の下に装置されている「台車」と言う部分の構造を表す言葉のひとつ。台車がひとつで、かつ2つの車軸のどちらもひとつのモータで駆動させる仕組みになっている。「モータ」とは、電気エネルギーによって車体を動かす力を発する機械のことであり、「車軸」とは車輪を取り付ける役割を果たす軸のこと。2つの車軸にひとつずつモータが使われる車両もあるが、「1モータ2軸駆動」ではモータの数を半減でき、これにより製造費やメンテナンス費を削減したり、車輪の空転を防いだりできると言うメリットがある。1960年(昭和35年)にデビューした「東急6000形」(東京急行電鉄から弘南鉄道へ譲渡)などで採用されたが、構造上の特殊性から生じるデメリットも多く、国内では普及しなかった。
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