路面電車[市電・都電]用語辞典
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足踏みペダル
あしぶみぺだる足踏みペダルとは文字通り、足で踏んで何らかの操作をするペダルのこと。国内の路面電車において、明治時代には車両の運転台の足もとに足踏みペダルが装着されていることが多かった。このペダルは「フートゴング(Foot Gong)」と呼ばれる警笛のような物を鳴らしたいときに、踏んで操作をする物である。空気圧縮を利用した警笛が開発されて普及すると、足踏みペダル式のフートゴングは減少していった。また、1930年(昭和5年)代にアメリカ合衆国の「電気鉄道経営者協議委員会(ERPCC)」が開発した路面電車車両「PCCカー」で標準装備された足踏みペダルは、ブレーキやアクセル、デッドマンの役割を持たせた物。国内では数少ない「純正PCCカー」である「東京交通局5500形電車」(展示物)などにこのタイプの足踏みペダルが見られる。
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