路面電車[市電・都電]用語辞典
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片運転台車両
かたうんてんだいしゃりょう片運転台車両とは、運転台がひとつの端にだけ用意されている車両のこと。「シングルエンドカー」とも呼ぶ。乗客が出入りするためのドアも右側だけに備わっていることが多い。1930年(昭和5年)代ごろから世界の各地で、PCCカーの技術に基づく路面電車車両が開発されたが、初期の物は多くが「片運転台車両」だった。車両の先頭が片方だけに限られるので、軌道を走行して終点に到着すると、ループで方向転換をしていたと言われる。片運転台車両に対する物として、運転台が両端にある「ダブルエンドカー」があるが、こちらは1940年(昭和15年)にはアメリカ合衆国の郊外電車でルートの都合に合わせて導入された。日本の路面電車もダブルエンドカーが標準である。
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