路面電車[市電・都電]用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
カム軸
かむじくカム軸とは、「カム」を取り付ける回転軸のこと。「カムシャフト(camshaft)」とも言う。カムとは、機械のなかにあって各部の運動の方向を変更する働きがある要素のこと。回転する円盤の一部が出っ張った形で、回転することで、この「出っ張り」が相手の部品を押すような仕組みになっている。カム軸は自動車のエンジンに使われることで知られるが、電車車両においても、間接式抵抗制御方式による主制御器などで用いられる。まず、「PC(電空カム式)」や「PCM(電空油圧カム式)」と言った空気式の物が開発され、第二次世界大戦後から電動カム式が普及していった。カム軸による制御は「カム軸制御」と呼ばれ、1ヵ所の運転台で複数台のモータをコントロールすることなどができる。
全国から路面電車[市電・都電]を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の路面電車[市電・都電]を検索できます。