路面電車[市電・都電]用語辞典
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固定子・界磁
こていし・かいじ固定子とは、電気エネルギーによって機械的な動力を生み出す機械「モータ」を構成する各要素のなかで、固定されている電気子(でんきし)のこと。主に「界磁」のことを指す。モータの構成要素には中心軸の周りをぐるぐると回る「回転子」と、動かない固定子があり、それぞれ様々な素材やつくりの物が開発されている。どのような回転子と固定子を組み合わせるかで、モータの性質が大きく左右される。路面電車などの電車に搭載されるモータは、固定子の磁力を調整することでモータに流れる電流量を調整することができる。例えば、1929年(昭和4年)にアメリカ合衆国で誕生した車両「赤い魔王」は、画期的な走行スピードを実現していたが、これはモータの固定子の磁力を弱くしてモータに流れる電流を増やす回路を含めた制御器を採用したことがキーとなった。
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