路面電車[市電・都電]用語辞典
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ゴムサンドイッチ構造
ごむさんどいっちこうぞうゴムサンドイッチ構造とは、路面電車などの鉄道車両の弾性車輪に用いられる構造の呼称。車輪内部を2枚の強固なゴム板で挟むような構造になっていて、車輪から生じる音を消すことができる。1930年(昭和5年)代にアメリカ合衆国の「電気鉄道経営者協議委員会(ERPCC)」が開発した新型路面電車車両PCCカーで導入された技術のひとつとしても知られる。車両走行時の騒音の大きな原因は車輪からの音とされるため、市街地を走行するために騒音軽減が求められる路面電車に「ゴムサンドイッチ構造」は適している。ただし、摩擦熱によってゴムが消耗しやすかったり、踏面ブレーキが扱いづらくなったりするため、採用時にはブレーキの工夫が求められる。
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