路面電車[市電・都電]用語辞典
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砕石道床
さいせきどうしょう砕石道床とは、鉄道のレールと枕木との間に用いられる砂利などで構成された軌道構造のことを言う。「バラスト軌道」と同じ意味で使用される。砕石道床は、地ならしをした地盤に「バラスト」と呼ばれる砕いた石や砂利などを敷き、その上に枕木を並べ、枕木の上にレールを敷設する形で造られる。レールや枕木を通して伝わる電車車両の荷重を砕石や砂利が分散して地面へ伝えることで、軌道全体にかかる負荷を軽くし、枕木のズレを防止し、電車の揺れや振動を抑える効果がある。また、雑草を生えにくくし、雨水を適度に排水できるのも砕石道床の特徴。古くから採用されてきた軌道の構造で、コンクリート製の板を用いる「スラブ軌道」と比較されることが多い。
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