路面電車[市電・都電]用語辞典
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左右独立回転車両方式
さゆうどくりつかいてんしゃりょうほうしき左右独立回転車両方式とは、電車の構造を示す用語で、車軸がない独立車輪を使った構造方式のこと。通常、左右2つの車輪は間を「車軸」」でつながれているが、この車軸を取り払った物である。これは次世代型路面電車と呼ばれるLRT(ライトレールトランジット)の基本とされる超低床車両を製造するにあたって、技術開発が進んだ。床の高さは車軸の高さに制限されるので、“車軸をなくすことで床を低くする”と言う発想から考案されている。部分超低床ではない、100%超低床の車両を造るカギとも言われる技術である。「左右独立回転車両方式」の研究開発はヨーロッパが先行してきたが、日本でもLRTの普及を推進する動きが広まるなか、積極的に取り組まれるようになった。
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