路面電車[市電・都電]用語辞典
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自動進段制御
じどうしんだんせいぎょ自動進段制御とは、路面電車などの車両のスピード制御において、進段を機械が自動的に行なってくれる制御のこと。運転台にあるマスター・コントローラー(マスコン)あるいは主幹制御器でスイッチ操作を行なうだけで、主制御器での進段が適切に行なわれるので、運転士の負担が軽減される。電車が加速するとき、モータの回転速度が上がるにつれて逆起電流が起こって回転を妨げる。その際、運転手が直列抵抗を次々に切り替える操作を行なって回転速度を適切に調節する操作のことを「進段」と呼ぶ。初期の鉄道車両はこの「進段」を手動で行なう直接制御(直接手動制御)であったが、1931年(昭和6年)に登場したブリル社の新型車両「ビュレット」で、「自動進段制御」機能が搭載された。以来、鉄道車両の制御器の機能として普及していく。
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