路面電車[市電・都電]用語辞典
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スライダ式
すらいだしきスライダ式とは、路面電車やトロリーバスなどの車両の屋根上に取り付けた集電装置「トロリポール」の接触方式のひとつ。空中に架けられた電線「架線」の表面を滑らせるように接触させる方式のことである。トロリポールの先端部分に「スライダーシュー」と呼ばれるU字断面のすり板を取り付けていて、これを架線にはめ込むように触れさせて電気を得る。トロリポールは滑車状の「トロリホイール」を装着することもあるが、スライダーシューは水平または垂直方向に動くことができるため、架線に追従しやすい点が特長とされている。日本でのスライダ式トロリポールの採用例は、路面電車では1978年(昭和53年)に途絶えたが、トロリーバスではその後も長く使用例がある。
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