路面電車[市電・都電]用語辞典
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WN
だぶりゅーえぬWNとは路面電車などの車両のモータ(電動機)の駆動方式のひとつ。車軸と平行にモータを台車枠に固定し、「WN継手」と言う小さな偏位を許す継手を使って、モータの出力軸と駆動歯車を接続する仕組みになっている。アメリカ合衆国の電機メーカー、ウェスティングハウス・エレクトリック社が、歯車・機械メーカーのナタル社と共同開発し、実用化した物。WNは2社の頭文字を取った物である。モータを小型軽量化し、かつ電車に大きな駆動力を持たせることが目的とされた。研究は1925年(大正14年)から始まり、十分な実用試験を経て、1941年(昭和16年)にシカゴの「シカゴ・ノースショア・アンド・ミルウォーキー鉄道」で初めて採用。さらにニューヨーク市地下鉄でも大量に導入された。そののち、日本でも普及している。
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