路面電車[市電・都電]用語辞典
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地上給電
ちじょうきゅうでん地上給電とは、路面電車において地表付近にある設備から車両へ電気を供給することを意味する。地上給電は「第三軌条方式」や「第四軌条方式」を採用する国内外のいくつかの路面電車で実現されてきた。主として用いられるのは「第三軌条方式」であり、電車が通る軌道(レールやそれを支える設備)に通電設備(給電レールなど)を取り付け、車両に装着した集電靴(コレクターシュー)に接触させて電気を得る。19世紀から様々な方式が開発されてきたが、次世代型路面電車LRT(ライトレールトランジット)導入によるまちづくりが進められるにつれ、「地上給電」を見直し、新技術の開発を進める動きが出始めている。地上給電を実用化する具体的な方式としては「地中溝集電方式」などがあった。
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