路面電車[市電・都電]用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
地中溝集電方式
ちちゅうこうしゅうでんほうしき地中溝集電方式とは、路面電車に地上の設備を使って電気を供給する集電システムのひとつ。「コンデュイット方式」とも呼ぶ。電車が通る軌道(レールやそれを支える設備)にレールに平行する形で溝を用意して、走行用レールとは別の給電用レールをこの溝の中に敷き、車両に取り付けた集電靴(コレクターシュー)に接触させて電気を集める方式である。この方式は、フランスやイギリスなどで採用実績があるが、地面の掘削作業や導入後のメンテナンスに手間が掛かるなどの問題点が挙げられている。しかし、「架線レス」の集電システムであり、景観の面に優れることから、次世代型路面電車LRT(ライトレールトランジット)導入によるまちづくりが進められるなかで、注目が再び高まっている。
全国から路面電車[市電・都電]を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の路面電車[市電・都電]を検索できます。