路面電車[市電・都電]用語辞典
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中空軸
ちゅうくうじく中空軸とは、中心が空洞になっている状態の軸のことを指す。空洞を生かした様々な設計が可能になる。路面電車においては、「中空軸平行カルダン装置」や「クイル駆動装置」などに中空軸が利用されることがある。「中空軸平行カルダン装置」では、中空軸の空洞部分にねじり軸が通され、その両端に「たわみ板継手」を取り付ける構造になっている。また、かつては日本の電気機関車に採用されていた「クイル駆動装置」は「クイル」と呼ばれる中空軸を使う物で、主電動機を台車枠だけで支え、小歯車を主電動機軸に、大歯車を「クイル」に取り付け、車軸とクイルとの間に隙間を設けて走行時に線路から受ける衝撃や振動とを吸収する仕組みになっている。
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