路面電車[市電・都電]用語辞典
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直接手動制御
ちょくせつしゅどうせいぎょ直接手動制御とは、電車のスピードを制御するために、モータにかける電圧を変える作業を手動で行なうこと。「直接制御」とほぼ同じ意味で使われる。直接制御とは、空中に架けられた電線「架線」から電車に電流を取り込むとき、直に運転台の制御器へ引き込む物。運転士が直接制御器(ダイレクト・コントローラー)で細かな抵抗器の切り替え操作を行なう必要がある。一方で「間接制御」とは、少量の電流のみを運転台の制御器に引き、運転台からの指令を通して離れた位置にある主制御器を遠隔操作する物である。「直接制御」は構造がシンプルで反応が早いが、手動のために誤作動を防ぐための体力や経験を要する。鉄道の黎明期に採用されたが、「間接制御」の車両がほとんどである。
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