路面電車[市電・都電]用語辞典
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直並列切替制御
ちょくへいれつきりかえせいぎょ路面電車などの速度制御についての「直並列切替制御」とは、モータ内にある回路の配列を、直列あるいは並列に切り替えることで、モータに作用する電圧を変える制御方式のこと。電圧によって速度を制御する方法のひとつである。通常、モータの回転速度が低いときは、低い電圧をキープすることが適する。加速をしようとしてモータの回転数を高くするにつれ、必要な向きの電流とは逆向きの「逆起電力」が大きくなり、モータの回転が鈍くなるので、電圧を高めて回転を保つ必要がある。そうした電圧の高低調整を、直列・並列の切り替えによって行なうのが直並列切替制御である。直並列切替制御はきめ細かい制御には適さないものの、「抵抗制御」と組み合わせることで進段をより滑らかにすることなどができる。
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