路面電車[市電・都電]用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
電気鉄道経営者協議委員会
でんきてつどうけいえいしゃきょうぎいいんかい電気鉄道経営者協議委員会とは、かつてアメリカ合衆国にあった委員会で、世界を席巻した路面電車PCCカーを開発した組織。20世紀初頭まで、各製造会社で行なわれていた路面電車の開発を一元化し、新しい標準型電車を開発するのを目的として、1929年(昭和4年)に組織化された。英表記は「The Electric Railway Presidents' Conference Committee」で、その頭文字を取った「ERPCC」が略称。「電気鉄道経営者協議委員会」が開発して1936年(昭和11年)に量産化された当時としては画期的な新型車両は、「ERPCC」をさらに省略した「PCC」を付けて「PCCカー」と呼ばれた。電気鉄道経営者協議委員会は1935年(昭和10年)、技術指導や特許の使用量を利益とすると言う会社「トランジットリサーチコーポレーション(TRC)」へ組織変更した。
全国から路面電車[市電・都電]を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の路面電車[市電・都電]を検索できます。