路面電車[市電・都電]用語辞典
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廃止路線
はいしろせん廃止路線とは、路面電車など鉄道車両のために設けられた路線のうち、運行がなされなくなった路線のこと。廃止になる要因としては、利用者や貨物の運送量が減ったことによる収支の悪化や、トンネルや橋を使った新しい路線が引かれたため既存の路線を消滅させる、などの理由が挙げられる。不要となった路線は一旦休止扱いになり、ごく稀なケースでは運行が復活することもある。日本では1960年(昭和35年)代以降に自動車の大衆化が進んで市街地の道路に自動車が増えたことや、バスが大型化して便利になり始めたことで、多くの路面電車の路線が廃止へと追い込まれた。廃止路線のあとにはモニュメントが造られたり、道路やサイクリングロード、遊歩道に転用されたり、そのまま放置されている場合もあるが、完全に撤去され痕跡を全く留めないケースも多く見られる。
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