路面電車[市電・都電]用語辞典
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PAYE方式
ぴーえーわいいーほうしきPAYE方式とは、路面電車やバスなどの乗り物においては、運賃を受け取る方法のひとつである。いわゆる、運賃先払い方式。乗車するときに運賃をもらい受ける方式のことである。「PAYE」は英語表記「Pay as you enter(ペイアズユーエンター)」の頭文字を取った物。この運賃収受方式が生まれた背景には、1914年(大正3年)に勃発した第一次世界大戦のあと、世界的な不況が訪れたと言う社会状況がある。当時、経営が苦しくなった電鉄会社が運行経費の削減のためにワンマンカーなどと共に考案した物とされている。それ以前は、切符は車掌が車内を巡って売って歩くのがスタンダードだったが、「PAYE方式」が実施されると収受人員が不要になり、人件費の削減に役立った。
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