路面電車[市電・都電]用語辞典
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木造車体
もくぞうしゃたい木造車体とは、主に木を素材として造られた電車の車体のこと。路面電車の黎明期にスタンダードとされた。19世紀までにヨーロッパやアメリカ合衆国の都市で交通手段として普及していた「馬車鉄道」でも車体は木製であり、その流れを受け継ぐ路面電車でも木造車体が使われた歴史がある。木造車体には軽いと言う特長があるが、鉄材を主な素材とする「鋼鉄製車体」が開発されると、取って替わられた。日本でも1895年(明治28年)に日本初の路面電車「京都電気鉄道伏見線」が運転開始してから路面電車の車両は木造が使われたが、昭和初期から徐々に鋼鉄製車体へと更新されて希少な存在になっている。木造車体の現役運行やイベントでの運行を見学に訪れるファンも存在する。
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