路面電車[市電・都電]用語辞典
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ラジアル台車
らじあるだいしゃラジアル台車とは、電車の車体の下部にある走り装置「台車」の種類を表す用語。急な曲線を描くカーブにさしかかったとき、車輪が垂直になるような仕組みを持つ台車のことである。「自己操舵台車」(じこそうだだいしゃ)とも呼ばれる。電車が曲線を通るとき、ラジアル台車でない台車の場合は車輪の軸がレールに対して完全に直角にはならないが、ラジアル台車では車軸が曲線で向きを変え、レールに対して常に垂直な向きを保てるようになっている。走行抵抗を抑えることができ、摩擦による車輪の消耗を抑制することにも役立つ。ラジアル台車は、アメリカ合衆国の鉄道黎明期に隆盛を誇った台車・車両メーカー、ジョン・ジョージ・ブリル社が実用化した。
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